XYM(シンボル)とは?

シンボルとは?
XYM(ジム)は、仮想通貨「Symbol(シンボル)」プラットフォームのネイティブトークンです。Symbolは、NEM(ネム)の後継プロジェクトとして2021年にローンチされ、企業向けに特化したブロックチェーンソリューションを提供しています。XYMはその中核を担う暗号資産であり、ネットワーク手数料の支払いやノード運用報酬の受け取り、トークンの送受信などに使用されます。
Symbolは、スピード・拡張性・安全性に優れたプラットフォームで、特に金融機関やサプライチェーン、NFT(非代替性トークン)発行など多様な業種での応用が期待されています。「プライベートチェーンとパブリックチェーンのハイブリッド運用が可能」という点も大きな特徴です。
名前 | Symbol |
---|---|
単位 | XYM |
最高発行枚数 | 8,999,999,999 XYM |
使用開始日 | 2021/3/17 |
作成者 | NEM Group |
コンセンサスアルゴリズム | Proof of Stake Plus(PoS+) |
主な用途 | 企業向けアプリケーション、資産のトークン化、スマートアセット管理 |
スマートコントラクト対応 | 対応(スマートアセット機能により類似の操作が可能) |
チェーンの名称 | Symbol Mainnet |
公式サイト | https://symbolplatform.com/ |
シンボルの特徴
Symbolのブロックチェーンは、以下のような技術的特徴を持ちます
コンセンサスアルゴリズム:PoS+(Proof of Stake Plus)
通常のPoS(Proof of Stake)(保有量に応じた承認)に加え、ネットワークへの貢献度なども加味した評価方法でブロック生成者を決定します。
マルチレベル署名(Aggregate Transactions)
一つのトランザクションに複数人の署名を求めることができる機能で、企業間の契約や共同取引に最適。
プラグイン型アーキテクチャ
開発者はSymbolに機能を追加・拡張できるため、カスタマイズ性が高く、様々な用途に応じた開発が可能です。
ネームスペースとモザイク機能
自社ブランドのトークンやNFTを作成できる機能。トークンに特定の条件を持たせることも可能。
他通貨との比較
この通貨の特徴をより深く理解するために、異なる通貨である シンボルXYM)、ゼム(XEM)、ステラルーメン(XLM) と比較してみましょう。それぞれの将来性や価格変動の傾向、初心者への適性を5段階で評価しています。興味のある通貨があれば、各リンクから詳しい辞書ページもあわせてご覧ください。
※この比較表は、2025年時点での情報や市場状況をもとに、初心者の方にもわかりやすく評価したものです。実際の投資判断は、ご自身の目的やリスク許容度に応じて行ってください。
シンボルのメリット
- エンタープライズ向け設計
- 柔軟なスマートコントラクト
- 高速かつ低コストな取引
- 既存NEM保有者へのエアドロップ
エンタープライズ向け設計
Symbolは企業が実業務で使いやすいよう設計されており、データのトレーサビリティや取引の透明性を担保します。
柔軟なスマートコントラクト
Symbolはコード不要のスマートコントラクト「マルチレベル署名」や「条件付きトランザクション」を可能にし、一般ユーザーでも扱いやすい。
高速かつ低コストな取引
PoS+と最適化されたネットワークにより、1ブロックあたり30秒という早さで承認され、手数料も非常に安価です。
既存NEM保有者へのエアドロップ
NEM保有者にはSymbolローンチ時にXYMが配布されており、コミュニティが既に存在している点も安心材料です。
シンボルの注意点・リスク
- 運用者の技術的知識が必要
- 国内取引所での扱いが限定的
- 価格変動リスク
- 詐欺・偽ウォレットに注意
運用者の技術的知識が必要
プライベートチェーンやノード運用、APIの設定などは、ある程度のITリテラシーが求められる場面もあります。
国内取引所での扱いが限定的
2025年現在、日本国内でのXYM取引が可能な取引所は限られており、流動性面ではやや課題が残ります。
価格変動リスク
XYMは仮想通貨全般と同様に、価格が大きく変動する可能性があり、投資としてのリスクは十分に認識する必要があります。
詐欺・偽ウォレットに注意
Symbol関連を謳ったフィッシング詐欺や偽のウォレットアプリも確認されており、公式サイトや信頼できる取引所を利用することが重要です。
現在の状況と今後の展望
2025年時点で、Symbol(XYM)は企業向けブロックチェーンの代表格として、アジアやヨーロッパ圏を中心に着実にユースケースを増やしています。特に以下のような動きが注目されています
- デジタル証券・不動産証券化への導入:日本国内でも、Symbolを利用した不動産のデジタル証券化プロジェクトが進行中。
- NFTや地域通貨への応用:NFT発行や、地方自治体による独自トークンの基盤として利用され始めています。
- 国際送金・サプライチェーンとの連携:高速性と透明性を活かし、物流・貿易のデジタル化に貢献。
- コミュニティ主導の開発継続:Symbolの開発はオープンソースで進められており、今後もXYMの価値向上を目指すアップデートが期待されています。
購入できる取引所
おすすめの取引所
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